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AKI NAGAO

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restaurant SIO

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波濤の宿 望洋楼

Monday, November 17, 2008

 
冬の北陸は天気が悪いと言う事前情報は得ていたが、予想を遥かに超える荒天の連続。
滞在中雨の降らない日は無く、三国の海はご覧のように大荒れ。

この日の宿は皇室にも献上すると言う蟹で有名な望洋楼。金沢からの移動で、途中東尋坊に立ち寄ったりして約2時間の道程。三方を海に囲まれた宿は部屋からも風呂からも日本海が眼前に広がる。
部屋にも露天風呂を備えるが、更に海に近い大風呂を独り占め。寒風吹き荒ぶ中、身も心も温まる。晴れていれば夕日が美しいと言うが、この時期、晴れることは殆ど無いらしい...。

▲睨みをきかす献上蟹
温泉に浸かりながら、目の前に広がる越前蟹の漁場を眺めていると、夕食の時間が待ち遠しい。
三国の蟹は皇室献上蟹の産地にも指定され、数あるずわい蟹の中でも頂点に君臨する蟹だ。
食事は部屋食なので寛いで食べることができる。仲居さんが付いて、料理の説明や近辺の話しをしてくれるので、俄三国通気取りになれるのだ...。

 
金沢では香箱蟹と呼ばれるずわい蟹の雌。福井ではせいこ蟹。雄に比べて身は小さいが、たっぷりと抱えた外子のプチプチした食感と濃厚な内子の両方を楽む。越前蟹の露払い...。

炭火で焼いてくれる焼蟹。殻と味噌の焼ける芳ばしい香りが立ち込める。たまらず日本酒を追加。

茹で上がった巨大な越前蟹。甲羅に付いているのはカニビルの卵。見栄えは良くないが北陸の日本海特有のもので外国産や北海道産には見られないのだとか。これが沢山付いていると、脱皮から時間が経っているので身が詰まっている証になるんだそうだ。

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