1890年英国ノーザンプトンに創業したエドワード・グリーン。実用性と美しさを兼ね備え既製靴では最高峰ではないかと思う。僕の所有するエドワード・グリーンの中でも最も気に入っているのがこのカンタベリー。10年程前に本国へ注文して半年待ってやって来た。周囲に施されたエレガントなブローギング(穴飾り)に合わせて、色はバーガンディーを指定した。ラスト(木型)はラウンドしたトゥから甲にかけてのシェイプが美しい#202。個性の強い色なので、頻繁には履かないがソールが痛んで来たので、この手の靴のリペアでは最も信頼できるユニオンワークスへ修理に出していた。
スーツの裾から華やいだ表情を見せるパンチドキャップトゥ。
まめに手入れをして置けば、何十年経っても美しさは失われない。
新品に蘇ったソール。グッドイヤー・ウェルト製法で作られた靴はヴァンプ(甲革)とウェルト(底革)が直接縫い付けられていないため、底が磨り減った場合は、靴底全体を新たなものに付け替えることができる。また接着剤などを使用せず縫合されているので蒸れない。
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