Fenêtre

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chippu

AKI NAGAO

AKI NAGAO
Foie gras

hofe

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lapereau

restaurant SIO

restaurant SIO
Cod

COTE D'OR SAPPORO

Sunday, October 11, 2009


札幌に移り住んで早や12年。当時は今ほどインターネットでのレストラン情報が充実していなかったし情報を持っている人達とのコミュニティーにも参加していなかったから、レストラン選びは雑誌や新聞で取り上げられる有名店が中心で、自ずと札幌におけるグランメゾンに行く事が多かった。

その中の一軒が、コートドール札幌(COTE D'OR SAPPORO)。元々は、かのマスヒロさんが☆が付かなかったのは、「ミシュラン七不思議」と仰っている三田のコートドールと同資本の店。来年20周年を迎えるこの店に、久しぶりにランチ出かけた。

†Entree
 帆立と穴子のパテ

晴れていれば、この店へのアプローチは北海道神宮の杜を抜けてくるのがいい。深い緑の中を散策しながら、どんな料理が出てくるのか空想するのは楽しい。生憎この日は雨だったのでタクシーで出かけたが、予定時間より少し早く到着しバーラウンジで暫く待つ。窓の殆ど無い、石造りの塔の様な外観から中を窺うことはできないが、2Fワンフロアがゆったりとしたバーラウンジになっていてウィティングの他、食後にミニャルディーズと煙草を楽しむことも出来る。隣の客を気にせずに煙草を吸えるのは、全く有り難い。

エスカルゴ ブルゴーニュ風

時間になって案内が来たので3Fへ上がる。海底の様な仄暗いバーラウンジと対照的にメインダイニングは明るい陽の差し込む広々としたスペースになっている。


†Poisson
鱸のポアレ

メニューは前菜2品に魚、肉、デセール。ワインリストは充実していてトップレンジからスペイン、アルゼンチンまで揃っているかた、予算に応じて選ぶことができる。この日は前菜を含めて魚料理が3品なので肉も魚も含むコースをカバーするには、シャンパーニュが一番と、ほぼ強引に連れの同意を取り付けた。
アミューズの枝豆のポタージュは鮮やかな緑色が美しい。前菜の一皿目はふわっと仕上げた帆立のムースに穴子を忍び込ませたもの。林檎のピュレが添えてある。


†Viande
鶏挽肉と豚足のポジャルスキー風
 

二皿目のエスカルゴは季節の木の子と共に、バターと香草のソースで焼き上げたもの。ソースが美味しく、残すのが勿体無い。パンに付けてきれいに頂いた。
鱸は、皮がしっかり焼き込まれていてカリカリとした食感がよい。メインの肉料理は鶏挽肉と豚足のポジャルスキー。
肉や魚のミンチに衣を付けてカツレツの様に風に揚げたものをポジャルスキー風と呼ぶらしい。アッサリとした鶏挽肉に豚足が入ることでコクと風味が増して奥行きが深くなる。


†Dessert
柑橘類のクルスティヤン
  

アヴァンデセールに石榴とグレープフルーツのゼリーで、さっぱりとした後にメインのデセールとなる。プリフィクスのデセールで何を選ぶかは、何時も悩みのタネだ。悩んだ末に選んだ、柑橘類のクルスティヤンは見た目の美しさも楽しめる。塔の様に屹立する生地の天辺に、パッションフルーツのアイスクリーム、塔の中は檸檬クリームとカットされた沢山の柑橘類。カリカリとした食感の甘いキャラメル生地と甘酸っぱい檸檬クリームがとても良いコンビネーションとなっている。

札幌市中央区宮ケ丘1-2-38
011-614-1501

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