Fenêtre

Fenêtre
chippu

AKI NAGAO

AKI NAGAO
Foie gras

hofe

hofe
lapereau

restaurant SIO

restaurant SIO
Cod

初めてでも常連のように迎えてくれる Äta(代官山)

Tuesday, July 16, 2013


昨年代官山にオープンしたフランス料理店、Äta(アタ)。魚介料理がメインの店だが主菜には仔羊、猪、牛イチボを揃えるなどバランスをとっている。

店に入ると厨房の前に長いカウンターが設えてあり、入った瞬間に“この店は旨いものが喰えそう”と思わせる何かが漂っている。カウンター席で大事なのは隣との距離感と椅子のゆとり。この店では椅子がゆったりとして長時間の食事でも疲れない。奥にはテーブル席があるが、ここではカウンターがお勧め。調理を見る楽しみの他に、掛川シェフとの会話が楽しい。
席に着くと黒板を見ながらシェフと今夜のメニューを組み立てて行く。料理や素材の説明に熱が籠る掛川シェフ。一通り決めた後に、今日は珍しい蟹があると言って冷蔵庫から写真のトゥルト蟹TOURTEAUを出して来て見せてくれた。シェフが余りにも旨そうに説明するものだから、「じゃぁそれも」とダブルメインとなった次第・・・


異常に暑かったこの日の一皿目は鰯のガスパチョ。初めての組み合わせだがコレはコレで旨い。アボガドと合わせるのは家でも使える。


日本のものより大きいスコットランド産マテ貝をホイル焼きで


烏賊をアイオリソースで


トゥルト蟹はサラダ仕立てで頂く。身の食感は毛蟹にも似るがあの独特の香りは無く、上品な旨味がある。味噌はたっぷりで所謂蟹味噌というよりクリーミーなチーズの様でとても旨い。お供のワインはプロヴァンスのDOMAINE DE LA FERME BLANCHE CASSIS BLANC (ドメーヌ・ラ・フェルム・ブランシュ カシイ)蜂蜜、穏やかな酸味とシナモンの香り。

メイン二皿目はブイヤベース。この日は佐島の笠子。昔は雑魚の様に扱われていたが今ではすっかり高級魚。先週築地で見た時は卸値で一尾2,000円也。頭が大きくて食べるところが少ないが、こいつは中々の大物で食べ応えがあった。残ったスープはパンで掬いとって一滴残さず完食。あぁ苦しい。

他にもドーバーソールや鮟肝のテリーヌなど魅力的なメニューが沢山あったが、何よりも魅力はシェフの楽しそうな姿。また来よう。

0 Comments: