この週末も蒸し暑い札幌。
鮨龍の暖簾をくぐる。「いらっしゃい」の威勢の良い声。
時間が早いので他に客は無く、カウンターに着く。
初めての鮨屋は若干の緊張はあるが、ご主人の笑顔で和らぐ。
ビールで喉を湿らせながら、つまみを待つ。
暫くして、まな板の上に活締めの鰈が・・・。「松皮ですか?」
「そう、今日はいいのが入ったんでね」と主人。 暫し松皮談義で盛り上がる。
カウンターの楽しみは、仕事が目の前で見られることだが、特に包丁捌きには何時も
見入ってしまう。
見入ってしまう。
さっきまで笑顔のご主人が、魚に包丁を入れると真剣な眼差しに変わる。
つまみは、松皮鰈を塩とポン酢で、他にさえずり、平目昆布〆、毛蟹など。
少し腹が落ち着いたところで、活烏賊を刺身でいただく。
この時期札幌では珍しくない活烏賊だが、ここのは圧巻。
包丁が素晴らしい。薄い烏賊の身を三枚に卸すのは初めて見た。
ゲソは焼いて出す店が多いが、ここでは一本一本皮を剥いて出す。手間の掛かる仕事だ。
ゴロを叩いて醤油に溶いたタレに、透き通る烏賊を付けて口に入れた刺身は抜群の旨さ。
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