何時頃からだろうか、肉でも魚でも野菜でもスーパーに押されて、専門店が減って困っている。特に困るのは肉だ。普段食べる肉なんて牛、豚、鶏、羊くらいだが、肉は部位と大きさが重要だ。中でも牛は部位の種類が多く、内臓系の部位は中々思ったものが手に入らない。
先日、同じ悩みを抱えていただろう方から肉屋を紹介して頂いた。食に関しては行動が早い我が家、早速行ってきた。紹介されなければまず入らないだろう、相当に草臥れた佇まいの店に入ると、店の雰囲気と釣り合いのとれたイイ味のオヤッサンが立っている。
ケースにある商品はそんなに多くないのだが、塊で買えるのはなんとも嬉しい。ステーキを食べたいと伝えると“らんいち”を勧められた。心の中では今日はバベットステーキと決めていたがケースには見当たらず...モジモジ。 見抜かれたか、奥から息子と思われる方が「こんなのも有るけど」と出して来たのは牛バラの塊。これは旨いと直感的に思った。「それにします。5cm下さい」。
付け合せの“ドイツサラダ”。本当の名前かどうかわからないが、母がローマイヤで教えてもらったとかで、数十年来、我が家ではその名で通っている。ジャガイモ、玉葱、トマトにバターをタップリ加えて煮込むだけの簡単なものだ。
白い野菜のピクルス。先日シェフにマリネ液の配合を教えてもらったもの。店のものとは違うが美味しくできた。蕪は畑で作った。
牛バラの塊。スキレットでじっくりと火を入れ、休ませた後に高温のオーブンで表面を締める。
2 Comments:
gitanesさん、こんにちは!
July 25, 2010 at 10:24 AMこのお店、実は私のブログにコメントをくださるjuneberryさんという方からの
ご紹介なのです。気に入って行ってます♪♪
私は以前デパートの地下でパック詰めになった「牛ステーキ用」としか書かれていないお肉の曖昧さが妙に気になって買って食べてみたら
やっぱりバベットだったという経験があります@@
エシャロットのソースで食べました。
これだけ周知されてきたことだし、ファンも多い?のですから、
内臓肉ももう少し分かりやすく流通してほしいな。
お母様がローマイヤで習ってこられたドイツサラダ・・・手軽で美味しそうです!
こういう、よそのお宅の定番料理を見るのが私はとっても楽しいです♪♪
牛バラでステーキ!とても意外ですが、赤身の部分、噛みごたえがあって美味しそう。
表面の香ばしい感じといい温かいレアの感じといい、最高で~す!!
店もお父さんも歴史を感じさせる肉屋さんですね。
July 25, 2010 at 2:01 PMお父さんがカワイイです。
牛バラステーキは初めてでしたが、脂と赤身の調和が好く、柔らかくて美味しかった
です。安い部位ですが塊で焼くとイケますよ!
牛の内臓肉は正肉と違う流通ルート(シンジケート)があり、何処でも置ける
物ではないと聞いたことがあります。
こちらでは、予約して置けば入るらしいです。この日はサガリが有りました
が焼肉屋さんへ嫁入りが決まっていました。
ドイツサラダは冷やして食べても美味しいですよ。大人のポテサラって感じ
です。是非!
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