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AKI NAGAO

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restaurant SIO

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銀座小十 晩秋の膳

Friday, November 22, 2013

パリ進出で勢いを増す小十。フランスに日本料理店が何れ程あるのか知らないけれど、東京に無数に有るフランス料理店に比べればまだまだ輸入超過状態だろう。折しも和食がユネスコの無形文化遺産に登録される見込みと言うからこの素晴らしい食文化を多くの人々に理解して欲しいものだ。

季節の恵みに繊細な技を施して五感で楽しむ和食。今宵はどんな料理が出てくるのか楽しみだ。

先付けは走りの渡蟹(メス)の土佐酢ジュレ。濃厚な内子をまろやか酢でまとめて滑り出しは申し分無い。揚げ物は名残の松茸をフライで丸一本。味しめじ、というくらいだから松茸はやはり香り。がぶっと噛むと衣に包まれて行きどころの無かった刺激的な香りが口いっぱいに広がって鼻に抜けて行く。

椀は伊勢エビ、松茸、蓮根もち。味は薄めで出汁が際立つ。お造りは鮪、鯛、アオリ烏賊。どれも素晴らしいがアオリ烏賊のねっとりとした食感が良かった。
炊き合わせは穴子の干瓢巻き、南瓜、引き上げ湯葉。沁沁旨い。

焼き物。カマス、松茸の牛肉巻き。牛の脂と松茸の香りの相乗効果。

炊き込み御飯はいつも何が出てくるのか、蓋を開けるまで分からないので楽しみな料理。今日の流れなら松茸ご飯と読んでいたがハズレ!鮮やかなオレンジが目に飛び込んで、テンションが上がる。やや柔らかめだが米が旨い。御代わり3杯軽くいってしまった。

ブラン・マンジェに柿のソース。ココナッツ風味ブラン・マンジェは固さもちょうど良く、ブランデー風味の柿のソースがえも言われぬ旨さ。

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