キッチンを見渡せるスタイルのレストランを“オープンキッチン”と言い、そのカジュアルな雰囲気と目の前で調理をするという安心感でレストランの一つのスタイルとして定着している。言い換えれば今や、ありふれたもので、ワクワク感が無くなってしまった。先月 円山にオープンしたSIO(シオ)は“オープンキッチン”を標ぼうしているが、その挑発的なスタイルには度肝を抜く。
キッチンは調理場から舞台と化し、歌舞伎の花道をカウンターに仕立てたイマジネーションは素晴らしい。オープンキッチンではなく、“IN THE KITCHEN”と呼びたいレストランだ。
薄暗い海底トンネルの様な長いエントランスを抜けてドアを開けると、 いきなり厨房に入った様な錯覚に陥る。炭火で肉を焼く匂い、パスタを炒める音、舞台を慌しく動き回る調理人達。全てが開けっ広げで、“エンターテイメント”だ。
冷たいスープ・ド・ポワソン ~様々な貝類と共に~
夜7時。この時間に入り口には既にクローズの看板が出ていた。開店して1ヶ月、この日はほぼ満席での状態で僕らが最後の客だったようだ。
前菜の冷たいスープ・ド・ポワソンはPIERRE GAGNAIRE a Tokyoで魚料理を任されていた佐藤シェフのポテンシャルの高さを感じさせる。クラッシックなスープ・ド・ポワソンでは無く、洗練されたアレンジ。やや固めに仕上たスープの上に螺、浅利、ムール貝など食感の違う貝類をあしらった一皿。軽いジャブをくらう...。
旬の槍烏賊は旨い。
この日はシェフお任せのコース。初めての店で何が出てくるのかワクワク。
鱈を香草焼き
素晴らしい火入れの鱈。素材の持つ味、食感を最大限に引き出している。しっとりとした食感がとても好い。ソースは焦がした茄子だとか。
2 Comments:
先日はありがとうございました。
April 5, 2010 at 4:54 PMこんな素敵に撮って頂き感激です!!
スタッフ全員喜んでいます。
ブログも事細かに載せて頂き何と言っていいやら・・・
ありがとうございます!!!
SIOスタッフの皆様
April 6, 2010 at 12:12 AMこちらこそ、先日はエキサイティングなひと時を過ごすことができて
感動いたしました。どうもありがとうございます。
どのお料理も美味しく、空間も素晴らしく、楽しい夜でした。
またお邪魔しますのでよろしくお願いします^^
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