小寒の訪れを待っていたかの様に、大雪と寒波に見舞われた連休の札幌。家から眺める札幌の街も、冷凍庫の中の様で寒々しい。こんな時は体の芯から温まる四川料理が食べたくなる。
白石 南郷通りにある馴染みの中華料理店に予約を入れた。ここのご主人は陳建民に師事し、四川飯店や札幌パークホテルで経験を積んで来た方だ。
夫婦で営む小ぢんまりとした店だが、この日も常連で賑わっていた。麻辣牛筋(四川麻辣牛筋煮込)は牛筋肉をじっくりと煮込んだ四川の辛い煮込み料理。見た目は辛そうに見えないが、こうして記事を書いていても額から汗が...。 口の中で蕩けそうなほど煮込まれた牛筋を唐辛子、八角、丁子、桂皮などで更に煮込んだ深みのある一皿。
上昇した体温を紹興酒で持続させながら、次の料理を待つ。ご主人 一人で十数人のオーダーを捌くので時間が掛かるのだが、腹が落ち着いた頃にやってくるのでこちらとしてはありがたい。
宮保牛肝(牛レバーと韮、葱の四川辛炒め)は甘みと辛味のバランスが素晴らしく、レバーの臭みも無い。
〆には五目あんかけ焼きそばを。一時期、週に二回は食べていたが何度食べても旨い。前菜から五品を平らげ店を出た。外は相変わらず冷え込んでいたが、体はポカポカと温かかった。
中華遊食club sai-蓮花 (さいれんか)
011-846-8888
札幌市白石区南郷通1南9-7 小田ビル 1F
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