秋を飛び越して一気に冬に突入の札幌。寒風吹きすさぶ中、徒歩で久しぶりのマルニディナー。(長尾シェフから)舘岡シェフになって初めてなので、どんな料理が出てくるのか楽しみだ。しかもMaison Troisgros(メゾン・トロワグロ)で魚料理を担当していたと聞けば、尚更のこと。(※写真はブーダンノワールのテリーヌ仕立て)
アミューズの後に注文した「秋刀魚とジャガイモのテリーヌ」。メニューを見ただけでは、どんなモノが出てくるのか想像ができなかったが、見て納得。"美しいものは旨い"を裏切らなかった。写真では分かり難いが、ジャガイモは薄くスライスされていてミルフィーユの様だ。
フォアグラのグリエは五香粉のソースに、檸檬のジャムと未体験ゾーン。こちらもメニューを見ながら想像をめぐらしたがどうにも味のイメージが出てこない。それぞれ単品の味はイメージできるのだが、それが複合された味とはどんなモノなのか...?海馬が活性化していた。
見た目はあっさりとしているが、魚介・甲殻類の出汁が濃厚なリゾット。透き通っているけど恐ろしく深みのある上湯(シャンタン)スープの様な感動。
カダイフ纏った豚足の焼き物。カリカリとした食感とねっとりとした豚足の二種類の食感が面白い。久しぶりに豚足を食べたけど、コートドールで食べた「豚足のポジャルスキー」を思い出した。
他のデザートを頼もうとした時に、「メニューにはありませんが、タルト・タタンもございます」の"タルト・タタ"ぐらいで、「あっ、それにして下さいっ」と注文したタタン教の僕。
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