パロンブでリエーブル・ア・ラ・ロワイヤル！

待ちに待ったジビエシーズンに突入。この日のパロンブは羆、リエーブル（野兎）、真鴨など道産ジビエが揃う。黒板には他にペルドロー（山鶉）、グルーズ（雷鳥）、蝦夷鹿など魅惑の食材が並ぶ。

前菜には珍しい羆のパテ。羆は臭いと聞いていたが処理の優劣が味を左右するらしい。この一皿は獣香は殆ど無く食べやすい。肉（腿らしい）はしっかりしていて力強い。旨い。

猪のリエットでワインをチビチビと

具だくさんのランド風サラダ。生ハム、フォアグラ、砂肝など。量も凄まじい。

メイン一皿目はペルドローグリ（灰色山鶉）。白身で柔らかい肉質、旨味がある。

デクパージュも美しい

今宵のメインはリエーブル・ア・ラ・ロワイヤル しかも道産野兎とくれば出会自体が幸運。鹿や鴨と違って野兎を狙う猟師がいないからメニューに上がることは稀だ。

リエーブル（野兎）は 手がかかる上に独特の臭みがあるので扱う店も少ないが、この一皿は素晴らしかった。上にはたっぷりのトリュフ、中にはフォアグラが仕込まれているがこの料理の主役は野兎の官能的な獣香。 まさにジビエの王者。あぁワインが足りない・・・

今週は「直」で軍鶏を鱈腹たべたし、この日も凄まじく食べた・・・秋冬は食べ物の誘惑が多くて体重維持に苦労する・・・。