みえ田(札幌 すすきの)

すすきのにあるカウンターのみの割烹 みえ田。前々から評判を聞いているだけに期待高い。店に着くと僕らの席以外は満席。繁盛店は活気が漲っている。メニューは8,000円～15,000円でおまかせのみ。初めての店では幾らのコースにするのか迷う。
内容を訊くと品数は変わらないが食材が違うとのこと。主な食材だけでも教えてくれる参考になるのだが・・・
先付に鵡川産ししゃも一夜干(生)、海老、芋茎（ずいき）の一皿。梅肉ソースで。

つづく煮物は、蝦夷鮑を餡かけ仕立てに。とても柔らかいので、蒸したものかと思ったら、殻ごと出汁で炊いたものだそうだ。今月解禁になった積丹のものだろうか。磯の香も残しつつも上品な一品。

お造りは天然のとら河豚。身も旨いが皮、特にモツに似た食感のとうとうみは好きな部位。爽やかなカボス、コクのある橙の二種類のポン酢醤油で。

味噌仕立ての伊勢海老の具足煮。

タラバガニと秋野菜の椀。

栗ご飯。栗は甘く炊いてある。

秋から冬に差し掛かるこの時期は和食の一番楽しみな季節。今夜の料理は河豚、伊勢海老などの高級食材と道産食材を上手く組み合わせた変化のあるコースだった。器のセンスも良く料理の魅力を上手く引出している。季節毎に訪れたい店だ。