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AKI NAGAO

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restaurant SIO

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Cod

Camp2009

Tuesday, September 29, 2009

携帯電話の繋がらないこのキャンプ場に通い始めてもう8回目の夏。
今年はシルバーウィークを利用して、初めて9月に訪れた。夏は天候の安定しない道東地方だが秋は天気が良い日が続く。満天の星、鹿の鳴き声、川のせせらぎ、夜は気温2℃...寒っ!
キャンプでは規則正しい、怠惰な日々。朝飯、散歩、読書、昼飯、読書、昼寝、散歩、晩飯。仕事と言えば、食事の支度と薪割り、火熾し。生きるのに必要な事だけだ。




我が家のキャンプ、観光はしないのが基本。食料の買出しと日課の散歩以外はサイトから出ない。だから三度の食事がイベントになる。
前日から、持ち込んだシャンパンに何を合わせようかとずっと考えていた。買出しも片道20km下らなければならない山中故、買い忘れが有ってもおいそれと買いに行けない。おのずと食材選びは真剣勝負になる。


思いがけない食材に出会えるのも旅の楽しみの一つ。この日は街の魚屋で格安の“きんき”
を見つけて、アクアパッツァ!が閃いた。アクアパッツァなら水とドライトマトがあればなんとかなる。都合の良いことにツマミに持ってきたオリーブとパスタ用のケッパーはある。天気が良かったので、プティトマトを天日干しにして即席ドライトマトを作った。


作り方は簡単。大蒜をオリーブオイルで炒め、香りが出たら“きんき”を皮がパリッとするまで焼いて、材料(浅利・オリーブ・ケッパー・ドライトマト・アンチョビ)を放り込む。温度が十分に上がったところで水を注ぐだけ。



今年の北海道は低温と日照不足で、玉蜀黍の実入りはイマイチと聞いていたが、近所の農家から頂いたものは素晴らしく旨かった。
皮のまま炭火でじっくり焼くのが、玉蜀黍の一番旨い喰い方だと思っている。
遠火で30分くらい、コロコロと回しながら焼き上げた玉蜀黍は、素材の持つ水分と甘みが最高に活かされる調理法だ。

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